MATERIAL

何層にも重ねて作る水に強い素材。

製品の素材は、廃棄されたビニール傘。
材質、サイズ、厚みが異なる素材を人の手で選別、解体、洗浄し、生地として再生させます。
その素材を何層にも重ねてPLASTICITY独自のプレスを行う事により、窓ガラスに流れる雨のような表情が現れます。雨の日の「CITY」らしい表情を持つこの生地を「GLASS RAIN」と呼んでいます。
雨の日に使う素材だから当然雨や汚れに強い「GLASS RAIN」。状態の悪い地面や雨の日にでも使い方を気にせずにお使いいただけます。ビニール傘をそのままの状態でプレスをしているからこそ生まれるひとつひとつのユニークな表情の生地を、ぜひお楽しみください。

ビニール傘リサイクル素材

「Glass rain」製造工程

お取り扱いについて
◯強く引っ張ったり、大きく負荷をかけると切れたり、折り目がつく可能性があります。 ◯通常のバッグと同じ強度の糸で縫製されていますが、素材自体への負担はなるべくかけずご使用ください。 ◯ビニール素材のため、汚れや日光により色が変化することがあります。◯鋭利なものが当たるとキズや切れ目の原因となります。◯廃棄されていた状態や傘として使われていた状況によりブラウン色が目立つ素材があります。出来る限り破棄する部分を少なくする為、このような箇所もしっかりと使い製品にしています事をご了承下さいますようお願いします。

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OUR FACTORIES

高品質な製品を生み出す国内工場

高品質で適正な価格の製品をお客様に提供するために、それぞれの分野でプロフェッショナルな技術を持つ工場と一緒に開発をしています。10年使えるほどの高い品質を生み出すためには国内の熟練した職人の手による作業が必要となり、人の手により一つ一つの細やかな工程を丁寧に行うことで、PLASTICITYの製品が完成します。

東京都にある縫製工場では完成した「Glass rain」を一枚ごとに検品し、裁断を行います。廃材から作られるため一つ一つ大きさの異なる素材は機械での裁断は難しく、すべて手作業による裁断を行います。
ビニール傘の部位により厚さが少しずつ異なる、均一ではない素材を縫製する時にも熟練した技術が必要になります。一針毎に慎重に縫製を行い、負荷がかかる部分は縫いを増やして強度を増すなど、普通の素材では必ずしも必要ではない部分にも細やかな思いを巡らせて、廃棄されたビニール傘がPLASTICITYの製品に生まれ変わります。

東京都/縫製工場

原材料となるビニール傘は、駅の忘れ物や商業施設などで忘れられて廃棄処分されてしまう物を中心に回収しています。回収した傘はメーカーや構造も様々なため、ビニールと骨部分は一つ一つ手作業にて分解・洗浄の作業が必要となります。分解された骨部分は通常のリサイクルへ戻し、ビニール部分を使いプレス作業を行います。

埼玉県/分解作業

栃木県にあるプレス工場では、サイズも厚さも異なるビニール傘を一枚一枚の状態を確認しながら選別をし、温度・圧力をしっかりと見極めて1mm以下の精度でプレスを行っています。これにより4〜6枚のビニール傘がしっかりと圧着されPLASTICITYの素材になる雨のしずくのような独特な質感の「Glass rain」が生まれます。

栃木県/ビニール傘プレス工場

使う人が安心して日々使い続けていただける高い品質を持つ製品。そこで働いている人達の労働環境にも配慮し、生産に関わる全ての人も幸せになれる事を目指すものづくり。そのような製品作りをPLASTICITYは目指します。

OUR QUALITY

人の五感が必要となる作業工程

日本各地で回収した傘は、骨組み部分を解体・洗浄した後、傘の形のまま数枚を重ねて特殊な圧着加工を行います。それにより、強度を増したPLASTICITY独自の素材に生まれ変わります。大きさや厚み、波打ちなど、素材はそれぞれ異なります。このような扱いの難しい素材は国内の高い技術力のある職人の手で圧着・裁断・縫製されていきます。ひとつひとつの工程に必要とされる人間の感覚、熟練した職人の技術、素材を大切にする想いにより、PLASTICITY製品が生み出されていきます。

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